PsychoCabala〜第7の男〜

「あのー。」



ようやく喋り出す佳代に夏生は優しく答えた。



「なんだい?」



「夏生さんは、こう言うの信じます?


例えば、いつもと同じ周りの光景がなんだか
やけに変に見えたりとか。


とても胸騒ぎがして
その後、突然嫌な知らせを聞かされるとか。


もっと、具体的に言うとですね。


現実に起こる光景を
事前に見てしまうとか。」


「いわゆる、虫の知らせって奴かい?」



「そう!その虫の知らせって奴です。」



「起きている時に、
この光景、夢で見たことある
見たいな事は有るけど・・・デシャブ現象って奴。」



「私、本当は
毎朝あの時間に
あの事故したバスに乗るんです。

でも、
あの日はひどい激痛がして暫く動けなかったんです。

そしたら、バスが行っちゃってて仕方なく
次のバスに乗ったんです。」



佳代の説明に夏生はボールペンを加え上を向いて言った。



「じゃあ。虫の知らせのおかげで
あのバスに乗らずに助かったと?」



夏生の言葉に佳代は苦笑いで頷いた。