PsychoCabala〜第7の男〜

「どう言う意味ですか・・・?」



佳代は若い刑事に上目遣いで言った。



「ごめん。ごめん。

別に深い意味は無いよ。

今のは忘れて・・・。


それより、あの時の状況を詳しく教えてもらえるかい?

さあ。こちらへ。」



そう言って刑事は佳代をその部屋の中へと通した。



対策本部の中は会議テーブルとパイプ椅子が並べられており



壁側にある大きなホワイトボードには、
乱暴に消しされた文字の痕が残されいた。



大袈裟な機器類は何も無く
意外と殺風景な感じだった。



「あのー。なんか、静かなんですね。

対策本部なんて書いてあったから、

てっきり沢山刑事さん達が並んで居るかと思いました。」



佳代の言葉に刑事は笑い出した。



「はははっ。

あっ。・・・失礼。

それはドラマの見すぎだよ。

殺人事件じゃあるまいし。

規模の大きな事故が起こった時は、
原因追求の為や
被害者関係の方からの
問い合わせが一時的に多い為に
特別本部を設けるんだ。

君もジーナリストなんだろ?

それくらい知っとかないと笑われるよ。」



佳代は自分が恥ずかしかった。



「すみません。まだ、駆け出しなもんで・・・。」



小さくなる彼女を見て、
その刑事は優しく微笑んだ。