PsychoCabala〜第7の男〜

交差する



紅と青の二つの光り。



その光りは
帯び状に長く伸び
音速で闘い続ける二人を
追いかける様に複雑に絡み合った。



「やるな!・・星野!」



エースは高速で振り上げた右腕で空を斬った。



壁に亀裂が走る。



エースの振り上げた手元に沿って
空気が真空と化し、斬撃を産み出していた。



星野はそれを
顔の前で構えた二本の指で弾き返す。



風圧で長い髪の切れ端が
舞い上がる。



「エース。やはり強い。」



星野の顔から笑顔が消えていた。



「三種の神器を奪い、何を願う!」



「人間に与えられた、エゴイズム!

支配されないと分からない馬鹿な生物に人間は成り下がった!

選らばれた者のみが見る事の出来る世界を造り上げる事!

歴史は繰り返されるんですエース!

僕はそこに辿り着く!」



「バカがァ!!!」



その叫びと同時に、一瞬でエースは星野の間合いに入り込んでいた。



次の瞬間、
星野のうねる様な叫び声が
辺りに響き渡った。