PsychoCabala〜第7の男〜

その列の一番奥にイナッチと星野はいた。



エースは列の間を静かに歩き
二人の前を横切ると
奥のドアに手を掛け
振り向きざまにこう言った。



「・・・イナッチ。星野。後で私の部屋へ。」



そしてエースは部屋の中へと入って行った。



エースが部屋へ入った後、
整列していたエージェント達が一斉にため息を付いた。



そして悲しげに
イナッチと星野の肩に手をやった。



「お前達。また。説教だな。・・・・・」



その言葉にイナッチは愕然とし、項垂れたが
星野は表現一つ変え無かった。



皆が各々の持ち場に戻る中、
イナッチは星野と目を合わせた。



イナッチの目を見た星野はニッコリと笑い。
余裕を見せた。



「さっ。イナッチ、行こうか。」



「お前のそう言う所、ホント尊敬するよ。」



うつ向いたイナッチと星野は渋々歩き出した。