PsychoCabala〜第7の男〜

帯斗はうなだれて、
窓の外を眺めた。



グランドでは
サッカー部がいつもの様に
柳沼サッカー部オリジナルの
掛け声をかけながら校庭を走っていた。



「お〜に〜くが♪煮え〜たぞ♪
レッツゴ〜
レッツゴ〜
レッツゴ〜♪」



帯人はその掛け声に
呆れてた。



「・・なんじゃそりゃ。」


その掛け声を先頭で
叫んでいたのは、
サッカー部のエース
石橋徹夜だった。



徹夜は校舎にいる
帯斗に気付いた。
そして走りながら笑顔で手を降った。



それに吊られた他の部員達も、
意味も分からず
同じように笑顔で
手を降った。



「げっ!なんだあいつ等!」



帯斗は窓から
素早く頭を下げた。



石橋徹夜は
あれからPCの『エース』による治療を受け、
今では
すっかり普段通りの生活に戻っていた。



しかし、
自分を助けてくれた組織と
村上帯斗が
深い繋がりを持っている事に気付くと
その後、帯斗に
すっかりなついてしまったのだ。



帯斗は影に隠れ
長椅子にまた寝そべった、

そして目をつむり
静かに眠りに着いた。



その顔はかすかに微笑んでいる様にも見えた。