PsychoCabala〜第7の男〜

夏休み初日。



テコンドー部は
一週間後の合宿旅行まで休みに入り、
部室には誰も来ていなかった。



しかし帯斗だけは
部室で
何時もの長椅子に
一人きりで寝そべっていた。



辺りには、
他の部が練習している声と、
セミの鳴き声だけが響いていた。



「あー。あぢー。


なんだよ。暇だっつーの。」



帯斗には、
夏休みに入っても柳沼学園に
居なくてはならない理由があった。



その理由とは、
そもそも帯斗が
柳沼に入学した事とも
関係があり、



それは一種の
『修行』なのだと本部から聞かされていた。



「・・・これじゃ、
修行じゃなくてイジメだよ!」



帯人は暑さと退屈に我慢出来ず
一人で叫んでいた。