PsychoCabala〜第7の男〜

リカは言った。



「で、大会はいつなの?」



「夏休み最初の日曜日です。」



「・・最初の日曜日かぁ、
ちょうど私達の
合宿旅行の出発日ね。」



アキがそう言うと
全員が帯斗の顔を見た。



「確か、
帯斗は大事な用事が
あるって・・・」



その言葉に
突然帯人は立ち上がり、
黙って鞄を肩にかけ
ドアの方へと歩き出した。



「お願いします!!!」



過ぎ去ろうとする
帯人の目の前には
深見と粥川が
正座していた。