PsychoCabala〜第7の男〜

「色々調べてくれてありがと。


じゃあ次は僕からのお返し。」



そう言うと帯斗は初対面の水谷を見てベラベラと話し出した。



「最近、
俺の周りをチョロチョロ付け回している人。


それで、こっちは叱られる羽目になったんだよね。


年は30半ば。

話し方の特徴と
その行動から見て、
国家機関にお勤めの方。


おそらく、
警察関係者。
もしくは公安かな。


服装から見て、
30代平均以上の収入あり。


張り込みの時間帯からして、
ムラがあるから
一人での尾行と見た。


と言うことは、
今は何らかの理由で組織から外れている可能性大。



そして、最大の特徴。


あなたは『緊張すると眼鏡を触る癖がある』・・・


こんな所でどう?」



帯斗は水谷を見てニッコリ笑い。


そして片目をつむった。