「まったく、イレギュラーだ。」
帯斗は独り言を言ったが、
それは、
自分に言ったのでは無かった。
「あのー。
イレギュラーなんですけど。
人につけられるなんて。」
帯人はそう言うと、
吹き出している噴水の反対側を睨んだ。
「・・・村上帯斗君だね。」
噴き出す水の影から現れたのは、
警視庁公安部の水谷だった。
帯斗は独り言を言ったが、
それは、
自分に言ったのでは無かった。
「あのー。
イレギュラーなんですけど。
人につけられるなんて。」
帯人はそう言うと、
吹き出している噴水の反対側を睨んだ。
「・・・村上帯斗君だね。」
噴き出す水の影から現れたのは、
警視庁公安部の水谷だった。
