紙ヒコーキは、風に乗って飛んでいく。 私は見届けずに、それに背を向ける。 そう、それは満ち足りた門出になるはずだったんだ。 私の中で、けじめをつけるつもりだった。 目の前に、ある人が現れるまでは……。 「久し振り。」