貴方が私を愛してくれたこと。


私が貴方を愛したこと。


それらは決して嘘や偽りなんかなければ、間違いでもなかったから…。


「華奈子…。」


「高成さん。
……きて……。」


私達は結ばれた。


それを見ていたのは、闇夜に輝く美しい満月、


ただ一人だった……。