私は走り出していた。
行くあてもないまま。


――――――――――
「はぁ、はぁ、はぁ。
!!!
ははははぁっ、はははぁっぁ、。」


どうやら過呼吸になる程全速で走っていたみたいだ。


首が熱く、焼けている感覚に襲われた。落ち着くまで、少し足を休めることにした。


ここは一体どこなんだろう。


私は辺りを見渡した。なんとなく見覚えのある気がする。


「………あっ!!!」