「まぁいいや、それより。」





ビクッ




真朝の体が少し跳ねた。





何を怖がっているのだろう?




とにかく私が謝らなきゃ何も始まんないんだ。





「えっと……ごめんなさい!」






「え?」







「私が悪かったです!いくらなんでもあれは言っちゃいけなかったと思って…」




しばらく頭をさげていたけど、何も言ってこない。






もう駄目だった?



私の事あきれた?





恐る恐る顔をあげると…






「あれ?」








真朝はきょとんとして固まっていた。