「香乃!!!!!」


香乃が見えたときは
もう涙は消えていた


「亜澄チャン!おはよ☆
早いねぇ!!」


隣に佑チャンが
いたけどあたしは
たえられずに
香乃に抱きついた
ぎゅーぎゅー
力強く…
離れないように.


「亜澄チャン?
なんかあった?
壱亜くんと…」



「え?
香乃…
気づいてたの!?」



「うん。でも
亜澄チャンから
相談してくれるの
待ってたの☆
なんでも言ってよ!!
親友でしょ?」


香乃…
ごめん
あたし…
香乃に迷惑かけちゃ
だめだと思って。
でも間違えてた
ごめん
親友なら
言うべきだった。


「香ッ乃〜!!
ふぇーん
ごめっん〜!!」



止まったはずの
涙が溢れ出す