きれいな歌は
美しいけれど
あくせく走り回る僕に似合わない。

整い間違いのない歌は
素晴らしいけど
でこぼこだらけの僕の人生には似合ってないね。

だから、一生懸命にはじけ歌う君の歌が好きだ。

君があんまり調子をはずすから
僕のまちがいだらけを笑って捨てられる。

君があんまり一生懸命だから
へたくそな歌はとても僕にやさしくて

そんな君の歌がすきになるほど
僕は少しずつ自分が好きになれる。

君の歌声があんまり調子をはずすから
吹き出して笑顔になれるのさ。
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それでも君があんまり一生懸命に歌うから
僕は涙が流れて勇気をとりもどす。
◆◆◆
そして君のようにと
僕は僕として精一杯走ることを誇りに思えてくる。
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