大好きな君へ


そこは・・・アイススケート場。

藤宮からもらったのは、レンタルしたっぽい、スケート靴。

ちょ・・・・とまって・・・・

こういうのって・・・普通・・・。

ま、いいや。

藤「おまえ、すべれる?」

「はじめて・・・・やる。」

藤「そっか。やってみろ。」

「なんか、たくらんでないよね?またおごりーとか。」

藤「ないない。」

そして、わたしは氷の上に立つと、もう・・・。

滑れる、滑れないのもんだいじゃない・・・。立つことすらできない。

ぎゃっぽー!こんな滑るんだ。

藤「あははははは。」

「わ、笑うなぁーー!!」

藤宮、すご。できるんだ。

「藤宮ってなんで、滑れんの?こんな簡単に。」

藤「小さい頃からやってた。」

「ふーん。」

そういって、立ち上がろうとしたら、まだわたしは立ち上がれないということをわすれていてたわたしは、その場でしりもちをついてしまった。

「いったーーーー!」

藤「あははは。大丈夫か?」

「もーあたし、ここでみてるから、藤宮すべってきていいよ!!!」

ちょっと、怒り気味に言うあたし。

藤「じゃ、一周してきたら、橋本、特訓な!」

「え??」

藤「じゃ、いってきまーす!」

そうして、行ってしまった。