そう思い、顔をつねってみる。

痛い・・・。

うそ・・・でしょ?

付き合う?高木くんがあたしを好き?

「何かの間違いじゃない?」

つい口にでてしまう。

高「いやいや。間違いでもないしうそでもないし、冗談でもない。」

「えーーー!」

高「じゃ、返事はいつでもいいから。出せるタイミングで。」

え・・・ちょっと待って!!

「高木!!」

高木くんが振り返る。

「・・・しも。」

高「え?なに?」

そう言って近づいてくる。

「あたしも・・・好きです・・・。つき合わせてください・・・。」

高「まじで?」

「い、い、い、い、嫌なら良い。」

高「何言ってんの?俺から告ったんだぞ?」

「・・・・。」

高「じゃ、これからもよろしくな。」

「う、うん。」

高「平塚って結構シャイ?」

「え?な、なんで?」

高「俺に返事してくれたときとか・・・ちょー顔赤いし・・・。」

「普通だよ・・・。」

高「そっか。じゃあ、明日な。」

「ばいばい。」

そして、別れた。

いまでも信じられない・・・。このあたしが高木くんに

告白されたんですよ?ありえないでしょ?

でも、付き合える・・・願っていた恋がいまかなえられた私。