そんなこんな、してたらもう、帰る時間。
「今日は、ありがとね。」
藤「おう・・・。」
なんか・・・しずかだなー
もっと、遊びたかった・・・。
はー・・・。
なんか、今言えるような気がしたんだ。だから・・・
「好き・・・。ずっと、好きだった・・・。」
いっちゃった・・・。
藤「え・・・・。」
「じゃ、じゃあ。あ、返事は分かってるから、いいよ。気持ちだけ・・。」
そういって、わたしはいつの間にか走っていた。
やばす・・・いっちゃったよ・・・・。
聞こえてないと良いけど・・・。聞こえてるよね・・・。
あーー学校行くのがこわいよ~~。
そう思っていたら、いつの間にか公園のブランコでギコギコならしながら、
しょんぼりしてると、
「橋本!!」
振り返ると、藤宮が立っている。
「なんで・・・?」
藤「あ・・・いや・・・その俺・・・」
だから・・・いいって・・・。
藤「俺も、好きだ・・・付き合って!」
「え?うそ?・・・・。」
藤「ほんと・・・。で?返事は?」
「え・・・・い、いいよ・・・。」
藤「そっか。じゃあ、今度また会おうな。」
わざわざ、ついてきてくれたこと、それから告白に応えてくれたこと
それがうれしくて、ついにやけてしまう・・・。
そのあと、クリスマスは一緒に過ごし、みんなにも伝えた。
梅ちゃんは隣のクラスの、藤本怜って人のことが好きだったらしい。
そんな人いたのだと初めて知った。

