朝1番に起きたレミが唖然とした。

玄関にたくさんの食料が置いてあったのだ。

すぐに放送が鳴り、疑問は消えた。

沢山の食料は祭りの主催者、あの男が
用意したものだった。


レミは7時に皆を起こし、寂しい朝食をした。


8時直前になると、皆がソワソワし始めた。


「大丈夫だよな…またここで会えるよな…?」

コウヤが弱気なことを言った。

「なっ何言ってるの!?会えるに決まってる
じゃない!そんな弱気なこと言わないで!」

レミがいつもに増して強気で言った。

けれどレミも内心焦っていた。

‘ほんとに会えるのかな…大丈夫だよね?
きっと…きっと大丈夫だよね…’