ガンッ! いきなり頭を下駄箱に押しつけられた。 「いった……」 その激痛に耐えられず声が出る。 「ちょっと夏帆ちゃん借りるねー」 横目で見ると夏帆が大魔王の肩の上に乗せられ連れて行かれそうになっていた。 「……っ夏帆!」 さっきの電話で大魔王が怖い奴ということが分かった今、夏帆を連れていかれるわけにはいかない。 急いで夏帆の所に駆け付けようとするが、目の前の悪魔が邪魔だ。