「……っなに?」
 
「お前、名前はなんていうんだ?」

「林田夏帆」

「ふーん?」

 嘘っぽい。

  
「いっとくけど、俺は嘘つかれんのが一番むかつくから」

 そう言った瞬間そいつの顔が固まった。

 やっぱりな。

 まあ、同じ学校だしすぐ見つけれる。その時はどうしてやろうか……。


 おもわず笑いそうになった。