人生、いつ何処で何が起こるか判らない。正に、その通りだ。
本来ならば、会社に出て齷齪と働いているところだけれど、
今のオレは薬品臭い白い箱の中で、メトロノームを連想させる心電図の一定音を聴きながら、
箱の中にある正方形の窓に視線を向けて、青い空に浮かぶ白い雲を、毎日眺めている状態だ。
毎日を不自由なく過ごして来たものだから、箱に綴じ込められている状態が不便でならない。
鳥篭に閉じ込められて自由を奪われてしまった鳥達の気持ち。
今更ながら、解った気がする。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…