カヤは思いの外、橋を難なく渡れた。
まぁ、それには俺様の多大な労力のおかげなのだが…

というのも、一人置き去りにされそうになったカヤが思い切って橋を走って渡ろうとした所、勢い余って若松にぶつかってしまった。
それに驚いた若松が叫び声をあげながら、走って逃げたものだから、それにさらに驚いたカヤが走って…
っと・まぁ、イタチゴッコの末、無事反対側に辿り着いたというわけである。