「私のこと本当に愛してくれてるのかさえ最近、疑問に思うもの!」 「ですがレジス様は好きでもない方と結婚なんてするお人ではないですよ」 「………。でもさ、この頃ほんとに会う機会が無くなってきてて…。」 執務や行事と色々忙しいのはわかるけど…。 そうぼそりと呟いて落ち込む様を見せ、 目の前で綺麗に咲くバラに手を伸ばした。 「そういえば、レジスと初めて会ったのもこんなバラが咲いた場所だったな…」