朝起きる。

いよいよ今日から登校だ。

一週間は長かった。

とても辛く厳しい一週間だった。

鏡を見る。

坊主の変わり果てた自分がいる。

学校に行けるだろうか・・・。

胸が締め付けられるような不安に襲われる。

行くしかない。

ご飯を食べ、カバンに道具を詰め込む。

しばらく教科書などは持っていかなかった。

いつも机に入れっぱなしだったからだ。

しかし、停学期間中に強制的に教科書を持ち帰らねばならなかった。

カバンはズシリと重い。

そこにさらに課題と反省文を忘れずに入れる。

鏡をもう一度見る。

髪の毛がない、坊主の自分。

頭が涼しい。

恥ずかしくて仕方がない。

それでも、行くしかない。