インターネットを見ても愚痴ばかり。

いじめられている人間たちが、傷を舐めあったりしているだけ。

死にたい、などと言って、同情をしてもらうだけ。

何にもいじめは解決しない。

不毛なことなのかもしれない。

いじめなんて解決はしないのかもしれない。

俺は調べているうちにそう思えて仕方がなくなった。

いじめをなくす方法があれば、とっくにもういじめはこの世からなくなっているだろうし、いじめを苦に自殺する人もいない。

俺は逃げるしかなかった。

俺はどうすることもできないからだ。

いじめから逃れる唯一も方法。

それは分かっていた。

将来、周りの目、親のことを考えるとこれだけはしたくなかったがしょうがない。

もはや俺は限界だった。

このまま学校に行き続けるならば、死んでしまおう・・。

本当にそう思う精神状態になってしまっていた。

俺は学校に行かなくなった。

そう、いじめられない方法とは、いじめっ子に会わなければいいのだから。