停学期間の約半分、三日目。

俺は相当困っていた。

課題が全然終わる気配がない。

本当にこれはできるのだろうか。

人間ではできない気がする。

そうとさえ思えてきた。

自分への言い訳だろうか。

とにかく俺は反省しなければいけない。

心の中は反省なんてしていない。

しかし母を泣かせたことは反省している。

二度と泣かせたくない。

俺は課題は諦めて、反省文を書くことにした。

百枚。

反省文を書き上げ、反省の意思表示をしよう。

俺は黙々と書いた。

無心だった。

同じことを何度でも書いた。

それしかできなかった。

書いていて涙がでてきた。

くやしさからか。

悲しさからか。

分からない。