憂鬱な気持ちのせいか歩くのが遅くなった。

遅刻しそうだ。

ぎりぎりな感じで登校。

教室のドアを開ける。

ガラガラガラ。

シーンとした空気。

教室には担任がもういた。

「おい、遅刻だし、髪も服装も直ってないな・・」

「・・・・・・」

俺は無言で頭を下げた。

くやしいが頭を下げるしかない。

そして席に座った。

「おいお前!」

担任が怒鳴る。

俺はギロッとにらんだ。

「先生の言うこときけなかったんだ。それなりの処分をする」

そう担任は不気味に笑いながら言った。

担任の顔は怒りでひきつっていた。

俺は大丈夫だろうか・・・。