「何笑ってるんだ!遅刻したんなら謝れ!」

担任は怒鳴る。

妙に耳障りな声をする男だ。

教室はシーンとなっている。

「うるせえんだよ!!!」

俺は叫んだ。

怒りを叫んだ。

自分に嘘はつきたくない。

どうしてもこの担任はムカツクのだ。

その瞬間、俺は胸倉を掴まれた。

強烈な力。

担任は普通の体格の男なのに、かなりの力に感じた。

相当俺に反抗されて頭にきたのか。

押されて壁にたたきつけられる。

全く動けない。

殺気・・・・。

俺は恐怖で身体が固まった。

目の前に血走った激怒した担任の表情があった。