なぜ分かってくれない。

なぜ。

俺の命はそんな軽いものだったのか。

みんなが、身体を懸けて訴えているのに、全く要求をのもうとはしない。

明らかに俺たちが正しい。

それなのに、正義を歪めて、俺たちを否定する。

腐ってる。

汚れている。

こんな世界、見たくない。

俺の涙は止まらない。

もう声も出なくなった。

「要求をのめ!」

斉藤が叫ぶ。

「断る!!」

警官が言い返す。

どうすれば・・・。

どうすればいい。