斉藤が校長に拡声器を突きつける。

「助けてくれ~!要求に答えろ!!頼む!!」

校長の悲痛な叫び。

警官たちは動揺する。

「少し時間をくれ!今、話し合うから!」

警官が言う。

想像以上な俺らの行動にビビっているようだ。

人の命がかかっている。

警官としては何としてでも助けなければならない。

下手なことはできないはずだ。

突入もできないだろう。

俺らは時がくるのを待つ。

要求が通るのを。

要求が通れば、俺たちの勝利だ。

学校側の敗北だ。

歴史は変わる。

ただ、うまくいくことを願い待つしかない