担任が吹っ飛ぶ。

「みんな世の中変えるぞ~!!」

斉藤が叫んだ。

その瞬間俺らは動き出す。

何人かは体育館を飛び出す。

俺は演壇に登り、校長を後ろから羽交い絞めにする。

運動不足のじじいだ。

抑えることは、ひどく簡単だった。

「や、やめろ。こんなことして許されると思ってるのか」

校長は苦しそうに言う。

「許されないと思ってますよ。すいませんね。俺らは腹くくってるんで」

俺はそうすごんだ。

「くっ、バカが」

校長はそう捨て台詞を吐いたが気にしなかった。

こんなハゲ一人を相手にしてる暇はない。

計画を成功させることが大事なのだ。