「ただいま!」

俺は大きい声で言った。

「おかえり。元気だね」

母は嬉しそうな顔だ。

部屋に荷物を置く。

ベッドに横たわり、天井を見上げる。

ああ、明日だ。

ああ、明日だ。

大丈夫か。

不安だ。

自然とため息をついていた。

「ご飯だよ~」

母が呼ぶ。

もうご飯は食べていたが、なぜか母の料理を食べようと思った。