全員がステーキを食べる。

「うまい!」

「うおお」

みんなが普段手を出さないステーキを食い興奮している。

たしかにうまい。

俺も食べながらそう思った。

肉の味もあるのだろう。

だがそれ以上の何かがある。

そうとしか思えなかった。

みんな黙々と食べる。

しばらくして、斉藤が口を開いた。

「明日、ぶっ壊してやろう!!」

その言葉にクボタが立ち上がる。

「おりゃああああ」

謎の叫び。

他の客がジロジロ見ている。

しかし、それぐらい俺らは興奮していた。