斉藤を公園に呼び出す。

計画に参加する予定のメンバーは全員揃えた。

「で、話って?」

表情からして、斉藤は何も気づいていないようだ。

みんなの心の変化を。

話したら斉藤は落ち込むだろうか。

それとも怒るだろうか。

それとも、俺らと内心は一緒なのだろうか。

だが話すしかない。

しょうがないんだ。

しかし話づらい。

俺はクボタを見る。

クボタは嫌そうな顔をしたが、うなずいた。

「あ、あのさ、みんな計画をやめようかと想ってんだよね」

クボタははっきりとそう言った。