「このままじゃちょっとな」

クボタが言った。

そうだ。

気持ちが冷めてしまっているのだ。

どうしようもない。

「とりあえず、他のみんなにも聞いてみようぜ」

「ああ」

そうして俺とクボタは、斉藤以外のメンバーと話す。

「どう?」

この一言で通じた。

そしてみんな困った顔をする。

悲しいことなのか、それとも素晴らしいことなのか。

とにかく、みんな、学校をぶっ壊す情熱が消えかけていた。

計画実行が怪しくなる。

というかこんなんじゃ無理だ。