卒業式まで、俺らは自由に過ごした。

進路は一応決まっているし、やることはない。

学校に適当に行き、遊ぶだけの日々。

斉藤やクボタと遊んでもあまり計画について話さなくなっていた。

本当に、あの作戦はやるのだろうか・・・。

そんな気さえしてしまう。

自堕落な刺激のない日々が過ぎていく。

俺が金髪だろうが、ドカンはいていようが、学校は何も言わない。

俺は正直迷っていた。

あの計画、やる必要があるのだろうか。

別に学校や教師に束縛をされない。

担任の嫌がらせもない。

俺は平和ボケしてんのだろうか。

学校をぶっ壊す!

この計画への熱意は冷めてきてしまっていた。