「みんな、いつがいいと思う?」

斉藤が聞く。

みんなが考える。

きっと頭には思い浮かんでるのかもしれないが、この雰囲気では言いづらいのだろう。

人生を変えてしまう日になるのだ。

それがいい方にいくか、悪い方にいくかは分からないが。

「明日がいい」

クボタが言う。

やはりという感じのクボタの性格、意気込みを現す言葉だった。

だが急すぎる。

「明日?」

「明日は早くない?」

みんなが困りつつ反論する」

「そっそうかな」

クボタは黙ってしまった。