それから、俺たちは頻繁に集まるようになる。

もちろんみんな学校へは変らず登校し、授業を受け、普通に過ごしている。

おもに放課後、集まることが多かった。

話の内容は、とても恐ろしいものばかりだった。

「女のケツに担任の手を触れさせ、クビにしよう」

「深夜に窓ガラス破壊だ」

「教室の机、全部叩き割る」

「教師を尾行して、行動を監視」

「めんどくさいから爆破しちまおう」

中学生の会話とは思えない内容が飛び交う。

計画をたてるにつれ、人も集まってくる。

クボタの不良な後輩、斉藤のことが好きなギャル、学校が嫌いな病んでいるオタク。

クラス、学年など関係なく、学校に憤りを感じている人間を集める。

登校拒否のクラスメイトの家まで言った。

もちろん断られたが。

しかし頑張った成果もあり、気づけば二十人、仲間が集まっていた。

斉藤の作戦を中心に考え、学校ぶっ壊し計画も、きちんとしたものになっていく。