俺様執事に全てを奪われて

「と…とりあえず元にメールしておく…かな」

「うん、そのほうがいいと思う」

愛子はまたクッキーを口に入れると、生徒会室に戻っていった

『タイトル:妊娠したかも
生理がこないんだ
クッキーの匂いで、吐き気がした
どうしたらいい?』

それだけメールすると、わたしは携帯をポケットにしまった

「あら、椎名さんね」

ミニスカートのよく似合う数学教師がわたしの前で足を止めた

「聞いたわよ
元が執事なんですってね
今のお嬢様は凄いわね
執事とキスをするの?」

数学教師の鈴村先生が意味ありげな笑みで口を開いた

「はあ…元とお知り合いですか?」

「ええ。同級生よ
…というか、元カノ?」

元の恋人だった人…なんだ

ふうん

「…で?」

胃がむかむかするから、椅子に座ってゆっくりしたいんだけど