俺様執事に全てを奪われて

九条は手に持っているファイルで、ぽこぽこと藤城の頭を叩いた

「当たり前の質問をしてんじゃねえよ、一年坊主が」

また…手加減なしで叩いているよ

藤城は痛くないのだろうか?

「んじゃ、書類が書き終わったら帰っていいぞ
明日から頑張ってもらうから」

九条がにっこりと笑った

「よかったら、どうぞ」

小山内莉子が、紅茶をいれてくれた

書類の横におくと、会長室に入っていく

がちゃりと音がすると、ドアが開く

「桃香はいるか?」

「は…勇人さん!」

愛子が大きな声を出して、立ち上がった

「あ? …愛子か
その節はどうも…ってさっそく生徒会の役員か
頑張れよ」

小山内勇人が口を緩めて、笑った

「桃なら、会長室にいますよ」

九条が席を立つと、穏やかな口調で答えた