俺様執事に全てを奪われて

「なんか、怖い声だったけど
平気?」

愛子が心配そうに言ってきた

「たぶん、平気だ
きちんと居場所は言ったからな」

わたしはにっこりとほほ笑んだ

わたしには友達と呼べる人間がいないのだ

愛子とは、仲良くなれそうな気がする

だから、愛子と一緒に過ごせる時間ができるのなら…

わたしは生徒会をやってみたいと思う

学校は勉強するところであり…心を許せる友人ができたことがないのだ

適当に話す人たちならいるが

深い関係ではない

だから、愛子はわたしの中では深い関係をもった友人なのだ

「おい、九条」

「…先輩に向かって、呼び捨てかよ!
まあ、いいけど」

九条がぼそっと吐き捨てた

「ちょっと…九条先輩、女子には優し過ぎません?」

藤城がすかさず突っ込んでくる