俺様執事に全てを奪われて

「んじゃ、そこのお二人さん
書類、書いてくれる
一応、契約書みたいなのがあんだよ」

九条があいている席を指でさした

「しっかしまあ
二年生のアイドルと知り合いだとは…藤城も隅におけないなあ」

二年生のアイドル?

なんだそれは?

わたしがアイドルだと?

意味がわからん

わたしが椅子に座ると、ポケットに入っている携帯が鳴った

「すまない」

わたしは一言、謝ってから携帯に出た

『どこにいる?
もう始業式は終わってるんだろ?』

元の不機嫌な声が聞こえた

「あ、生徒会室にいる
面白そうだから、生徒会役員になってみる」

『はあ? なんだよ、それは』

「生徒会だ
愛子と一緒になると決めた」

『生徒会室にいるんだな』

「ああ」

『わかった』

電話を切ると、わたしは携帯をポケットにしまった