俺様執事に全てを奪われて

「え…あ、はい」

愛子が怯えながら、頷いた

「藤城…たまには良い仕事もするんだな
うるせえだけじゃねえんだ」

「でしょ? 僕って凄いでしょ?」

九条が持っているファイルで、藤城の顔面を叩いた

バンっと良い音が鳴る

うわっ…あれも痛そうだぞ

藤城は、ここではいじめられっ子なのだな

…イジられっ子とも言うかもしれないが…

「あとは男も欲しいなあ」

九条が唇が噛んだ

「ま、別に俺は卒業したら、関係ねえし、いいけどさ
力仕事は全部、藤城がしろよぉ」

九条がけらけらと笑った

「そっか、男も探さないとなんだな
明日から頑張って探そう」

藤城が腕を組んで、何度もうなずいた