俺様執事に全てを奪われて

元の手が、棒を回転した

2秒くらい棒を見つめた後、わたしの顔を見る

大きな手でわたしの頭を撫でると、優しい笑みで微笑んでくれた

「ど…どうだったんだ?」

「妊娠してねえよ」

「へ?」

「ほら、陰性だ」

結果の部分を元が見せてくれた

あ…ラインが一本だ

十字になってない

妊娠してないんだ

良かった…

ちょっと寂しいけど

安心する気持ちもある

そうか

この腹の中には、何もないんだな

「…が、油断するなよ」

「え?」

「きちんとした結果が出るのは、生理が予定日より一週間過ぎてからだ
一週間、遅れたら今度はきちんと病院に行こう」

「あ…うん」

元がわたしの額にキスをした