すると、


「乗せてってやる。みんな乗りなよ」



拓斗が車のカギをチラつかせながら言った。






「「いいんですか?ありがとうございます!」」




3人が先に歩きだしたのを見てから、




「ホントにいいの?」




「あぁ。どうせ会社に戻るし、少しくらい平気」




拓斗はそう言って笑ってくれた。