「あら、おはよ。拓斗、愛莉」





社長室に入ると、ちょうど隣の秘書室からお姉ちゃんが出てきた。






「おはよう。お姉ちゃん」



「茉莉、今日はなんか早くないか?」






拓斗が不思議そうにお姉ちゃんに問いかけた。







「あぁ。それはね…」