愛莉の気持ちも本物だと感じたし、
拓斗が本気で想ってくれていることも知ってる。

というかあの拓斗だから聞くまでもない。


愛莉を見る瞳が明らかに今までと違うから。
本当に愛しい人を見る、優しくて温かみのある瞳。


心配事はあるけれど、私が口出しする事じゃないし、
二人なら乗り越えられる気がする。



だから…



「茉莉、行くぞ。そろそろ始まる」

「うん。今行く」




神様、どうか二人が幸せであるよう見守ってください。

あ、ついでに私達も…ね?