その後やっと中に入れてもらえた裕義兄さん。



「それにお前に愛莉を見せるのは勿体ない」


「…なんだそりゃ」




私を隠すように立つ拓斗と
何故か恥ずかしくて頬を染める私。

そしてそれを見て苦笑いしてる姉と義兄。




こんな日でも変わらないその雰囲気に、緊張が溶けていった気がした。