「拓斗のこと…好き?」


「うん」



「結婚して、拓斗と二人で…絶対幸せになれる?」

その言葉に、表情に、お姉ちゃんの思いが詰まっている気がした。





「私ね、拓斗とじゃなきゃ幸せになれない。そう思ってるし、そんな気がするから…大丈夫だよ!」


これが私の出した答えであり、素直な気持ち。




「そう…。なら安心したわ!」


そう言ってお姉ちゃんの表情はいつもの姉の表情に戻った。